中古iPhoneを購入する際、「AppleCare+に加入できるのか」「加入すべきなのか」と悩む方は多いでしょう。AppleCare+は、Appleが提供する延長保証サービスで、画面割れや水没などの偶発的な損傷もカバーする手厚い保証が魅力です。
本記事では、中古iPhone購入時のAppleCare+加入について、2025年最新の情報をもとに徹底解説します。中古品でも加入できる条件、加入のメリット・デメリット、具体的な料金、加入手順まで詳しく説明します。中古iPhoneを安心して長く使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
AppleCare+とは?基本情報を理解する
AppleCare+は、iPhoneの標準保証(購入から1年間)を延長し、さらに偶発的な損傷にも対応する保証サービスです。まずは基本的な内容を理解しましょう。
標準保証とAppleCare+の違い
すべてのiPhoneには、購入時から1年間の「ハードウェア製品限定保証」と90日間の「無償電話サポート」が付帯しています。これは、製造上の不具合や初期不良に対応するもので、自然故障であれば無償で修理を受けられます。
一方、AppleCare+に加入すると、保証期間が購入日から2年間または3年間(選択可能)に延長されます。さらに、画面割れ、背面ガラスの損傷、水没、バッテリー劣化(容量が80%未満)など、より幅広いトラブルに対応できます。特に重要なのは、偶発的な損傷に対する修理が、通常料金よりも大幅に安い自己負担額で受けられる点です。
AppleCare+の主な保証内容
AppleCare+の保証内容は、以下の通りです。
保証期間の延長: 購入日から2年間または3年間(盗難・紛失プランの場合)に延長されます。ハードウェアの製造不良や自然故障に対して、無償で修理または交換が受けられます。
偶発的な損傷への対応: 画面割れ、背面ガラスの損傷、水没などの偶発的な損傷に対して、年間2回まで修理サービスを受けられます。修理時の自己負担額は、画面または背面ガラスの損傷が3,700円、そのほかの損傷が12,900円です(2025年現在)。
バッテリー交換: バッテリー容量が本来の80%未満に劣化した場合、無償でバッテリー交換を受けられます。通常、AppleCare+なしでのバッテリー交換は14,900円程度かかるため、大きなメリットです。
優先的な技術サポート: AppleCare+加入者は、電話やチャットでの技術サポートを優先的に受けられます。操作方法やトラブルシューティングなど、日常的な疑問にも専門スタッフが対応します。
中古iPhoneでもAppleCare+に加入できる?
中古iPhoneを購入した場合、AppleCare+に加入できるかどうかは、いくつかの条件によります。ここでは、加入可能な条件と確認方法を解説します。
中古品でAppleCare+に加入できる条件
中古iPhoneでAppleCare+に加入するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
購入日から60日以内であること: AppleCare+は、iPhoneの購入日(初回アクティベート日)から60日以内に加入する必要があります。中古品の場合、前の所有者が購入してから60日を経過していると、新たに加入することはできません。
Appleの診断テストに合格すること: 加入時には、iPhoneがAppleの診断基準を満たしている必要があります。画面割れや水没の痕跡がある場合、加入が拒否されることがあります。オンラインで加入する場合は、リモート診断が実施されます。
アクティベーションロックが解除されていること: 前の所有者のApple IDによるアクティベーションロックがかかっている場合、AppleCare+に加入できません。中古購入時には、必ずアクティベーションロックが解除されているかを確認しましょう。
購入日から60日を確認する方法
中古iPhoneが購入日から60日以内かどうかを確認するには、以下の方法があります。
設定アプリから確認: iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」を開き、「限定保証」の項目を確認します。ここに「AppleCare+の追加購入資格があります」と表示されていれば、60日以内です。
Appleサポートに問い合わせ: iPhoneのシリアル番号またはIMEI(端末識別番号)を使って、Appleサポートに問い合わせることで、購入日や加入資格を確認できます。シリアル番号は、「設定」→「一般」→「情報」から確認できます。
販売店に確認: ハピネスネットなどの信頼できる中古販売店では、商品ページに購入日やAppleCare+の加入資格の有無が記載されている場合があります。購入前に確認することをおすすめします。
AppleCare+加入のメリット
中古iPhoneにAppleCare+を付けることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
修理費用を大幅に削減できる
AppleCare+の最大のメリットは、修理費用を大幅に削減できる点です。通常、AppleCare+なしでiPhoneを修理する場合、以下のような費用がかかります(2025年現在の参考価格)。
- 画面修理:42,800円〜56,800円(モデルによる)
- 背面ガラス修理:25,900円〜84,800円
- バッテリー交換:14,900円
- その他の損傷:70,400円〜112,800円
一方、AppleCare+に加入していれば、画面または背面ガラスの修理が3,700円、その他の損傷が12,900円で対応できます。一度でも大きな修理が必要になれば、AppleCare+の料金以上の価値があります。
バッテリー交換が無償で受けられる
中古iPhoneを購入する際、バッテリーの劣化状態は重要なポイントです。ハピネスネットでは、バッテリー最大容量が80%以上の商品を販売していますが、使用を続けるうちに劣化は進みます。
AppleCare+に加入していれば、バッテリー容量が80%未満になった時点で、無償でバッテリー交換を受けられます。通常14,900円かかる交換費用が無料になるため、長期的に使用する予定の方には大きなメリットです。バッテリー交換だけでも、AppleCare+の料金の大部分を回収できる計算になります。
安心感と資産価値の維持
AppleCare+に加入することで、日常的な使用における安心感が得られます。落下や水没などの不測の事態にも備えられるため、ケースを付けずに使いたい方や、小さなお子様がいる家庭でも安心です。
また、AppleCare+付きのiPhoneは、将来的に売却する際の資産価値も高くなります。保証が残っているiPhoneは、中古市場でも高く評価されるため、次の買い替え時にお得になる可能性があります。
AppleCare+加入のデメリットと注意点
メリットが多いAppleCare+ですが、デメリットや注意点も理解しておく必要があります。
追加費用がかかる
AppleCare+の最大のデメリットは、追加の費用がかかる点です。2025年現在、iPhoneのAppleCare+料金は以下の通りです(2年間プランの場合)。
- iPhone SE:10,800円
- iPhone 13/14:23,400円
- iPhone 15:25,800円
- iPhone 16:28,800円
- iPhone 16 Pro:31,800円
- iPhone 16 Pro Max:34,800円
中古iPhoneを安く購入しても、AppleCare+の料金が加わることで、トータルコストが上昇します。特に、故障や損傷のリスクが低い使い方をする方にとっては、加入しないほうが経済的な場合もあります。
保証内容に制限がある
AppleCare+は手厚い保証ですが、すべての損傷が無制限にカバーされるわけではありません。以下のような制限があります。
年間の修理回数制限: 偶発的な損傷に対する修理は、年間2回までです。3回目以降は、通常料金での修理となります。
自己負担額が必要: 修理の際には、3,700円または12,900円の自己負担額が必要です。完全に無料で修理できるわけではありません。
盗難・紛失は別プラン: 標準のAppleCare+では、盗難や紛失は保証対象外です。これらもカバーしたい場合は、「盗難・紛失プラン付きAppleCare+」に加入する必要があり、料金がさらに高くなります。
加入できない場合もある
前述の通り、中古iPhoneの場合、購入日から60日を経過していたり、診断テストに合格しなかったりすると、AppleCare+に加入できません。特に、安価な中古品の場合、購入日から時間が経っているケースが多く、加入できない可能性が高くなります。
また、すでに画面割れや水没の痕跡がある中古品は、診断テストに合格しないため、加入を断られることがあります。中古購入時には、AppleCare+に加入できる状態かどうかを事前に確認することが重要です。
AppleCare+の料金プランと選び方
AppleCare+には、いくつかの料金プランがあります。自分の使い方に合ったプランを選ぶことで、コストパフォーマンスを最大化できます。
2年間プランと月額プラン
AppleCare+には、「2年間一括プラン」と「月額プラン」の2種類があります。
2年間一括プラン: 加入時に2年分の料金を一括で支払うプランです。月額プランと比較して、トータルコストが安くなります。2年間以上iPhoneを使う予定の方におすすめです。
月額プラン: 毎月定額を支払うプランで、いつでも解約できます。月額料金は、iPhone 16の場合、1,350円程度です。2年間継続すると32,400円となり、一括プラン(28,800円)よりも高くなりますが、短期間だけ保証が欲しい方や、柔軟に解約したい方に適しています。
盗難・紛失プラン付きAppleCare+
標準のAppleCare+に加えて、盗難や紛失にも対応する「盗難・紛失プラン付きAppleCare+」もあります。このプランでは、iPhoneが盗まれたり紛失したりした場合、12,900円の自己負担で新しいiPhoneに交換できます。
料金は標準プランよりも高く、iPhone 16の場合、2年間で約35,000円程度です。通勤・通学で電車を頻繁に利用する方や、紛失のリスクが高い方には検討する価値があります。ただし、中古iPhoneの場合、購入価格自体が安いため、盗難・紛失プランまで必要かどうかは慎重に判断しましょう。
AppleCare+への加入手順
AppleCare+への加入方法は、オンラインと店舗の2通りがあります。それぞれの手順を説明します。
オンラインでの加入方法
オンラインでAppleCare+に加入する手順は、以下の通りです。
- 資格確認: iPhoneの「設定」→「一般」→「情報」から、「AppleCare+の追加購入資格があります」と表示されているか確認します。
- Apple公式サイトにアクセス: Appleの公式サイトまたはApple Storeアプリを開きます。
- AppleCare+ページへ: 「サポート」→「AppleCare製品」から、iPhoneのAppleCare+を選択します。
- シリアル番号入力: iPhoneのシリアル番号を入力し、対象機種であることを確認します。
- プラン選択と支払い: 2年間プランまたは月額プランを選択し、支払い情報を入力します。
- リモート診断: 画面の指示に従って、iPhoneのリモート診断を実施します。
- 加入完了: 診断に合格すれば、AppleCare+が有効になります。
Apple Storeでの加入方法
Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダでも、AppleCare+に加入できます。
- 店舗に持ち込む: iPhoneとレシート(購入証明)を持って、Apple Storeまたは正規サービスプロバイダに行きます。
- スタッフに相談: AppleCare+への加入を希望する旨を伝えます。
- 診断テスト: スタッフがiPhoneの状態を診断します。画面割れや水没の痕跡がないか確認されます。
- プラン選択と支払い: 診断に合格すれば、プランを選択して支払いを行います。
- 加入完了: その場でAppleCare+が有効になります。
中古購入の場合、購入証明(レシート)がないこともありますが、iPhoneのシリアル番号から購入日を確認できるため、多くの場合問題ありません。
AppleCare+を使った修理の流れ
実際にiPhoneが故障した際、AppleCare+をどのように利用するのか、具体的な流れを説明します。
修理を依頼する方法
AppleCare+を使って修理を依頼する方法は、主に3つあります。
Apple Store・正規サービスプロバイダに持ち込む: 最も確実な方法です。予約制のため、事前にAppleサポートアプリまたは公式サイトから「Genius Bar」の予約を取ります。店舗でiPhoneの状態を診断してもらい、その場で修理または交換機の受け取りができます。
配送修理: Apple公式サイトから配送修理を申し込むと、配送業者がiPhoneを集荷に来ます。修理完了後、自宅に配送されます。店舗に行く時間がない方に便利です。
エクスプレス交換サービス: 新しいiPhoneを先に送ってもらい、故障したiPhoneを後から返送する方法です。ダウンタイムを最小限に抑えられますが、一時的にクレジットカードで保証金(iPhoneの価格相当)が保留されます。故障品を返送すれば、保証金は返金されます。
修理時の自己負担額
AppleCare+を利用して修理する際の自己負担額は、以下の通りです(2025年現在)。
- 画面または背面ガラスの損傷:3,700円
- その他の損傷(基板故障、水没など):12,900円
- バッテリー交換(容量80%未満):無料
- 盗難・紛失(盗難・紛失プラン加入時):12,900円
これらの料金は、AppleCare+なしでの修理料金と比較して、大幅に安く設定されています。
AppleCare+以外の保証オプション
AppleCare+以外にも、iPhoneを保護する選択肢があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
キャリアの保証サービス
ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアでは、独自の保証サービスを提供しています。例えば、ドコモの「smartあんしん補償」やauの「故障紛失サポート」などがあります。
これらのサービスは、AppleCare+と同様に偶発的な損傷や盗難・紛失に対応しますが、月額料金や自己負担額が異なります。一般的に、キャリアの保証は月額800円〜1,500円程度で、AppleCare+と比較してやや高めです。ただし、Android端末など他の機種にも対応している場合があるため、複数の端末を持つ方には便利です。
民間の保険サービス
最近では、スマートフォン専用の保険サービスも増えています。例えば、「モバイル保険」や「スマホ保険」などがあり、月額数百円から加入できます。
これらの保険は、AppleCare+よりも安価ですが、保証内容や修理拠点が限られていたり、修理後に保険金を請求する手間があったりします。また、中古品の場合、加入できる保険が限られることもあります。コストを最優先する方には選択肢の一つですが、Appleの正規サポートを受けられるAppleCare+のほうが安心感は高いでしょう。
まとめ
中古iPhoneを購入する際、AppleCare+への加入は、安心して長く使いたい方にとって有効な選択肢です。加入を検討する際のポイントをまとめます。
AppleCare+に加入すべき人:
- iPhoneを2年以上使う予定の方
- 落下や水没のリスクが高い環境で使用する方
- バッテリー交換の費用を抑えたい方
- 修理費用の心配なく安心して使いたい方
加入しなくても良い人:
- 短期間で買い替える予定の方
- 丁寧に扱う自信があり、故障リスクが低い方
- コストを最優先する方
- 購入日から60日を経過しており、加入できない方
中古iPhoneでAppleCare+に加入するには、購入日から60日以内で、診断テストに合格する必要があります。ハピネスネットでは、状態の良い中古iPhoneを取り扱っており、商品ページでAppleCare+の加入資格の有無を確認できます。
【中古iPhone購入を検討中の方へ】
ハピネスネットの中古iPhone一覧から、AppleCare+加入資格のある新しいモデルをチェックしましょう。購入日から60日以内の商品なら、加入の選択肢が広がります。
【AppleCare+について相談したい方へ】
購入前のご相談も承ります。お気軽にハピネスネットまでお問い合わせください
