iPhoneを購入する際、「64GB、128GB、256GB…どのストレージ容量を選べばいいの?」と悩む方は多いのではないでしょうか。ストレージ容量は後から変更できないため、購入前にしっかりと検討する必要があります。
この記事では、iPhoneのストレージ容量の選び方を用途別に詳しく解説します。さらに、ストレージが不足した場合の対処法や、使用量の確認方法、iCloudを活用した管理術まで、iPhoneのストレージに関するすべての情報を網羅しています。
また、中古iPhoneなら大容量モデルも手頃な価格で購入可能です。賢い選び方も併せてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
iPhoneのストレージ(ギガ数)とは?基礎知識
iPhoneのストレージとは、写真、動画、アプリ、音楽などのデータを保存するための容量のことです。一般的に「ギガ数」や「GB(ギガバイト)」と呼ばれます。
例えば、「iPhone 15 128GB」と表記されている場合、このiPhoneには128GBのストレージが搭載されており、約128GB分のデータを保存できるという意味です。ただし、実際にはiOS(iPhoneの基本システム)が数GB〜十数GBを占有するため、ユーザーが自由に使える容量はやや少なくなります。
ストレージとメモリ(RAM)の違い
よく混同されるのが、ストレージとメモリ(RAM)の違いです。ストレージは「データを保存する場所」で、メモリ(RAM)は「アプリを動かすための作業スペース」です。
例えるなら、ストレージは「本棚」、メモリは「机の広さ」のようなものです。本棚が大きければたくさんの本(データ)を保管でき、机が広ければ複数の作業(アプリの同時起動)がスムーズに行えます。
iPhoneのスペック表で「128GB」と書かれているのはストレージ容量であり、メモリ容量ではありません。この違いを理解しておきましょう。
【モデル別】iPhoneのストレージ容量ラインナップ
iPhoneのストレージ容量は、モデルによって選択肢が異なります。ここでは、主要モデルの容量ラインナップを紹介します。
iPhone 15 / 15 Plus:128GB、256GB、512GB
iPhone 15 Pro / 15 Pro Max:128GB、256GB、512GB、1TB
iPhone 14 / 14 Plus:128GB、256GB、512GB
iPhone 13 / 13 mini:128GB、256GB、512GB
iPhone SE(第3世代):64GB、128GB、256GB
最新のProモデルでは、**最大1TB(1,000GB)**の大容量ストレージが選択可能です。プロの写真家や動画クリエイターなど、大量のデータを扱う方に最適です。
一方、iPhone SEなど比較的手頃なモデルでは、64GBから選択できます。ただし、64GBは現在では最小容量であり、すぐに容量不足になる可能性があるため注意が必要です。
用途別おすすめストレージ容量の選び方
自分に合ったストレージ容量を選ぶには、使用目的を明確にすることが重要です。ここでは、用途別におすすめの容量を紹介します。
ライトユーザー向け(64GB〜128GB)
対象者:スマホは電話・メール・SNSが中心で、写真や動画はあまり撮らない方。クラウドサービスを積極的に活用できる方。
おすすめ容量:128GB
64GBでも使えないことはありませんが、iOSのアップデートやアプリの容量増加により、すぐに容量不足に陥る可能性があります。現在では128GBが最低ラインと考えるのが無難です。
写真はGoogleフォトやiCloud、音楽はApple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスを活用すれば、128GBでも十分快適に使えます。
標準的な使い方の方向け(256GB)
対象者:写真や動画をそれなりに撮影する方。複数のアプリやゲームをインストールする方。動画をダウンロードして視聴することがある方。
おすすめ容量:256GB
256GBは、最もバランスが取れた容量です。数千枚の写真や数時間の4K動画を保存でき、大容量アプリやゲームも余裕でインストールできます。
多くのユーザーにとって、256GBは「容量不足で困ることが少なく、価格も妥当」な最適解と言えるでしょう。迷ったら256GBを選ぶことをおすすめします。
ヘビーユーザー向け(512GB〜1TB)
対象者:写真・動画撮影が趣味またはプロの方。4K動画を頻繁に撮影・編集する方。数十〜数百GBのゲームを複数インストールしたい方。
おすすめ容量:512GB以上
512GBあれば、数万枚の写真や数十時間の4K動画を保存できます。1TBなら、ほぼ容量を気にせず使用できるでしょう。
ただし、512GB以上のモデルは価格が高額になります。新品で購入すると15〜20万円を超えることもあるため、中古モデルを検討するのも賢い選択です。後ほど詳しく解説します。
ストレージが足りない!容量不足の対処法5選
すでにiPhoneを使っていて「ストレージが足りない」と表示された場合、以下の対処法を試してみましょう。
1. 不要なアプリを削除する
まず、使っていないアプリを削除しましょう。「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開くと、アプリごとの使用容量が表示されます。
特に、ゲームアプリは数GB〜十数GBを占有することがあります。長期間起動していないアプリは、思い切って削除しましょう。再インストールは後からいつでも可能です。
また、「Appを取り除く」機能を使えば、アプリのデータは残したまま、アプリ本体だけを削除できます。データを保持したい場合に便利です。
2. 写真・動画をクラウドに移行
写真や動画は、ストレージを最も圧迫する要因です。特に4K動画は1分で数百MBを消費します。
iCloud写真を有効にすれば、写真・動画が自動的にクラウドに保存され、iPhone本体からは削除されます(必要に応じてダウンロード可能)。iCloudの無料プランは5GBですが、月額130円で50GBにアップグレードできます。
また、Googleフォトは高画質の写真を無制限に保存できるため(一部制限あり)、併用すると効果的です。
3. キャッシュをクリア
アプリのキャッシュ(一時データ)が溜まると、知らないうちに容量を圧迫します。特に、SafariやSNSアプリはキャッシュが増えやすいです。
Safariのキャッシュは、「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」で削除できます。SNSアプリは、各アプリの設定内にキャッシュクリア機能があります。
4. メッセージの添付ファイルを削除
iMessageやSMSで送受信した写真・動画も、意外と容量を消費しています。「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「メッセージ」から、大きな添付ファイルを確認・削除できます。
5. 「非使用のAppを取り除く」を有効化
iOSには、長期間使っていないアプリを自動で削除する機能があります。「設定」→「App Store」→「非使用のAppを取り除く」をオンにすると、自動的に容量を確保してくれます。
アプリのデータは残るため、再インストール後もすぐに使えます。
iPhoneのストレージ使用量を確認する方法
ストレージを効率的に管理するには、まず現在の使用状況を把握することが重要です。
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」を開くと、以下の情報が表示されます。
- 使用済み容量と使用可能容量:現在どれだけ使っているかが一目で分かります。
- アプリごとの使用量:どのアプリがどれだけ容量を使っているかが表示されます。
- 最適化の提案:iOSが自動で「このアプリを削除すべき」などの提案をしてくれます。
特に、「最適化の提案」は非常に便利です。例えば、「”写真”で使用済みのビデオを確認」をタップすると、既に視聴済みの動画を一覧表示し、まとめて削除できます。
定期的にこの画面をチェックし、無駄なデータを削除する習慣をつけましょう。
iCloudを活用したストレージ管理術
iCloudは、Appleが提供するクラウドストレージサービスです。うまく活用すれば、iPhone本体のストレージ容量を大幅に節約できます。
iCloud写真:写真・動画を自動でクラウドに保存し、iPhone本体には最適化された小さなファイルのみを残します。
iCloud Drive:書類やファイルをクラウドに保存し、複数のデバイスで共有できます。
iCloudバックアップ:iPhone全体のデータを自動でバックアップします。機種変更や故障時にも安心です。
iCloudの無料プランは5GBですが、有料プランは以下の通りです。
- 50GB:月額130円
- 200GB:月額400円
- 2TB:月額1,300円
写真や動画を多く保存する方は、50GBまたは200GBのプランがおすすめです。月額数百円で容量不足のストレスから解放されます。
ただし、iCloudはインターネット接続が必要なため、オフライン環境では使えない点に注意しましょう。
アプリとデータの容量を削減するコツ
ストレージを節約するには、アプリとデータの使い方を見直すことも重要です。
音楽はストリーミングで:音楽をダウンロードせず、Apple MusicやSpotifyのストリーミング再生を活用しましょう。オフライン再生が必要な曲だけをダウンロードすれば、大幅に容量を節約できます。
動画もストリーミング中心に:NetflixやYouTubeの動画をダウンロードすると、すぐに容量がいっぱいになります。Wi-Fi環境でストリーミング再生を基本とし、どうしても必要な動画だけをダウンロードしましょう。
Live Photos(ライブフォト)をオフに:Live Photosは、写真を撮影する前後1.5秒の動画も一緒に保存する機能です。便利ですが、通常の写真の約2倍の容量を消費します。必要ない場合はオフにしましょう。
4K動画撮影を控える:4K動画は美しいですが、1分で約400MBを消費します。日常的な撮影ならフルHD(1080p)で十分です。「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」で解像度を変更できます。
バックアップでデータを守りながら容量確保
ストレージを節約するためにデータを削除する際、バックアップは必須です。誤って重要なデータを削除してしまうと、復元できなくなります。
iCloudバックアップ:最も手軽な方法です。Wi-Fiに接続し、充電中に自動でバックアップされます。「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」から有効化できます。
iTunesまたはFinderでのバックアップ:PCやMacにiPhoneを接続し、ローカルでバックアップを作成します。iCloudの容量を消費しないため、大容量のデータも安心してバックアップできます。
特に、機種変更前や大量のデータ削除前には、必ずバックアップを取りましょう。「念のため」のバックアップが、後々の安心につながります。
中古iPhoneなら大容量モデルもお得に購入可能
「大容量モデルが欲しいけれど、新品は高すぎる…」という方には、中古iPhoneがおすすめです。
中古iPhoneのメリット
新品で15万円以上するiPhone 15 Pro 512GBも、中古なら10〜12万円程度で購入できます。さらに、1〜2世代前のモデルなら、大容量でも5〜8万円台で入手可能です。
例えば、iPhone 13 Pro 256GBは新品では生産終了していますが、中古市場では6〜7万円程度で購入できます。性能も十分高く、日常使いには全く問題ありません。
また、中古iPhoneならすでに製造済みの端末を再利用するため、環境にも優しい選択です。
購入時の注意点
中古iPhoneを購入する際は、以下の点に注意しましょう。
バッテリー最大容量:iPhoneのバッテリーは使用とともに劣化します。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で最大容量を確認できます。80%以上が望ましいです。
ストレージ容量の確認:商品説明に記載されているストレージ容量が正しいか、購入前に確認しましょう。
ネットワーク利用制限:分割払いが未完了の端末は、利用制限がかかる可能性があります。信頼できる販売店なら、利用制限なしの端末を取り扱っています。
動作保証:カメラ、ボタン、タッチパネルなど、すべての機能が正常に動作するか確認しましょう。保証付きの販売店を選ぶと安心です。
ハピネスネットでは、厳格な検査を通過した高品質な中古iPhoneを取り揃えており、大容量モデルも手頃な価格でご購入いただけます。
ストレージ選びでよくある失敗と対策
iPhoneのストレージ選びで後悔しないために、よくある失敗例と対策を紹介します。
失敗例1:「64GBで十分」と思って購入したが、すぐに容量不足に
対策:現在のスマホの使用容量を確認しましょう。Android端末からの乗り換えの場合、iOSの容量も考慮して、プラス30GB程度余裕を持った容量を選びましょう。
失敗例2:「512GBもあれば絶対大丈夫」と大容量を買ったが、半分以上余っている
対策:自分の使い方をシミュレーションしましょう。写真を年間3,000枚、動画を10時間撮影する場合、約50〜100GBです。アプリやその他のデータを考慮しても、256GBで十分な場合が多いです。
失敗例3:クラウドを活用すればいいと思ったが、Wi-Fi環境がないと不便
対策:通勤・通学中に写真を見たい、オフラインで動画を視聴したい場合は、クラウド依存は避け、端末に余裕を持った容量を選びましょう。
失敗例4:最新モデルの大容量を選んで予算オーバー
対策:中古iPhoneなら、1〜2世代前の大容量モデルが手頃な価格で入手できます。性能も十分高いため、コストを抑えつつ大容量を手に入れられます。
まとめ:自分に合ったストレージ容量を選ぼう
iPhoneのストレージ容量選びは、使い方次第で最適解が変わります。
ライトユーザー:128GB(クラウド活用が前提)
標準的な使い方:256GB(最もバランスが良い)
ヘビーユーザー:512GB以上(写真・動画を大量に保存)
ストレージ容量は後から変更できないため、購入前にしっかりと検討しましょう。迷ったら、256GBを選んでおけば後悔が少ないです。
また、大容量モデルが欲しいけれど予算が限られている方は、中古iPhoneも選択肢に入れてみてください。高品質な中古iPhoneなら、コストを抑えつつ大容量モデルを手に入れられます。
ハピネスネットでは、128GB・256GB・512GBなど、様々なストレージ容量の中古iPhoneを取り揃えています。
「大容量モデルが欲しいけれど、新品は高すぎる…」という方でも、中古なら手頃な価格で購入可能です。すべての端末に動作保証が付いており、バッテリー最大容量やストレージ容量も明記しているので、安心してお選びいただけます。
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